電気工学科

電気エネルギー環境工房

企業からノウハウの伝承と融合による
“電気”反応

電気エネルギー環境工房とは?

  • ●エネルギーや環境分野でのものづくりを行います。
  • ●80余年の歴史と実践教育の伝統に基づく卒業生や企業と連携します。
  • ●自ら学び・考え・実践できる学生を育てます。
潮流発電用ダリウス形タービンの実用化の例
(2002.12 明石海峡での灯浮標実験試験)
風力発電用ダリウス形タービン装置
(2006.6 北海道松前町、現在実証試験中)
南極基地敷設の太陽電池設備

電気エネルギー環境工房のコア科目

電磁気の基礎・電気回路の基礎・電気回路Ⅰ及び演習・情報の基礎・電磁気学Ⅰ及び演習・電子回路Ⅰ・電気機器Ⅰ・電気計測・半導体デバイスの基礎・コンピュータアルゴリズム・発変電工学Ⅰ・制御の基礎・電磁波の基礎・音響工学・オプトロニクス・コンピュータシミュレーションⅠ

太田市敷設のメガソーラ太陽電池設備

電気エネルギー環境工房の実施方針

  • ●OBや企業が参画し、企業で培われた経験やノウハウなど実践力の伝承や、企業提案型のテーマを募集し、社会への貢献を目指します。
  • ●少人数による実験や成果発表の機会を設け、学生の指導性・協調性及びプレゼン能力の向上を目指します。
  • ●オープンキャンパスや高大連携活動及び地域貢献活動などに積極的に参加し、学生の指導力や管理・運営能力を高めます。
  • ●少人数の班で協力しながらプロジェクトテーマを実施します。
     1年生で工房のインセンティブ、2年生でテーマの選択・変更・改善、3年生でテーマの応用や纏めを行い、学生博士に育てます。
N進カウンターの作成
高校生への回路制作指導
 
 
透明な太陽電池
南極基地敷設の太陽電池設備
 

電気エネルギー環境工房のプロジェクトテーマ

●エネルギー発生プロジェクト:
 「新エネルギーってどんなもの?」

太陽電池、燃料電池、風力発電装置などの発電特性を調べて、新エネルギーについての理解を深めます。また、実際の照明器具などを接続して,新エネルギーの利用を探ります。

●計測・光環境プロジェクト:
 「環境のためのクリーン・フォトニクス」

LEDなど、いろいろな光源の発光スペクトルを計測し、光源の特性・効率及び環境負荷などを考慮した、人に優しい光環境をデザインします。光環境の計測や人工光源の特性を学び、クリーンで安全な社会の実現を目指します。

●エネルギー利用プロジェクト:
 「クリーンエネルギーをつくる」

発電の仕組み、発電のための物性を学び、新奇材料を加工して太陽電池をつくります。また、燃料電池用の水素発生・吸蔵材料、エネルギー送電のロスをなくす超電導材料や、雷を利用した環境浄化のためプラズマ除菌・殺菌・加工機器などもつくります。

●音環境プロジェクト:
 「エネルギーとしての音」

音のエネルギーを入力とするマイクロホン、音のエネルギーを出力するスピーカの原理について調べて、エネルギーとしての音の理解を深めます。音のエネルギーを増大させる増幅器を製作し、クリーンエネルギーとしての音の利用を目指します。

●エネルギー情報/通信・制御プロジェクト:
 「ハードとソフトによるエコ」

ロボット制御とソフトウェア技術の最適化から省エネについて考えます。実際のロボット製作とプログラムデザインから、エネルギー環境を配慮した、自立できるエンジニアの育成を目指します。

主な研究テーマ

「温度差発電機の作製」 「ETロボコン」 「熱音響現象を利用した発電」 「大気圧プラズマを用いた液体シリコンによる太陽電池の作製」 「圧電素子による競泳用タッチセンサーの作製」 「非接触音響デバイスの開発」 「害虫駆除プロジェクト」 「ペルチェボウルによる温度通知システムの作製」 「CO2レーザによるポップコーン作製」 「日周追尾ミラーソーラーセルの作製」 「超音波振動子を用いた霧発生とミストスクリーンの作製」 「1からはじめるドローン」

ETロボコン

ETロボコンに参加!

非接触音響デバイスの開発

発泡スチロール小球の浮揚実験に成功
 

害虫駆除プロジェクト

害虫をロボットが攻撃!

熱音響現象を利用した発電

0.17mW/280Cを得た

企業との連携実績

●光環境デザイン

ヤマトプロテック:光ファイバーを応用した火災検知器の開発
大成建設:ゴミ処理場の汚水流出検知の研究

●音環境デザイン

鹿島建設:超音波によるメタンハイドレートの分解促進

●エネルギー環境デザイン

ナノテック:連続式透明DLC太陽電池 薄膜製造装置の開発
太平電業:環境浄化用マイクロバブル発
生装置開発と応用:太陽光触媒型水素 発生・吸蔵材料成膜
道路通信エンジニア:遠赤外道路融雪材 料と消霧作用の検討